2011.3 3月も半ばにさしかかりラストスパート!(瀬戸谷レポート)

瀬戸谷第1砂防堰堤工事の現場レポートを担当させていただく、株式会社 山辰組 土木部工務課の伊藤です。

工事完成予定日の3月30日も徐々にせまり、現場レポートは今回で最後となりますが、3月14日(月)の今現在、工事の進捗は80%を迎えようとしております。

こちらは重力式擁壁の型枠を組み立てている様子ですが、間もなく総量92m3の生コンを打つことになっております。

土石流から地域住民の方々の財産を守る砦も、ここまで出来上がってきました。

残りはあと50m3程の生コン打設のみです。

補強土壁も目処がたち、山を切り落し、道路側溝を88m施工すればそろそろ完成です。

工事の完成も近づいてくると気が緩みがちですが、残りあと2週間、今以上に安全意識を高めて日々頑張っていきたいと思います。

 

≪おまけ≫

 

最後となる今回は、現場で行っている安全対策について少し紹介します。

 

この工事は、土石流を防ぐための「砂防えん堤」と呼ばれる構造物を造ることが本来の目的です。

 

その構造物を造っている最中も、大雨が降れば土石流が発生し、作業員を飲み込む可能性が十分にあります。

 

作業員が安心して作業できる環境をつくることは、当然私たち現場職員の責務です。

 

そこで、土石流から身を守るために瀬戸谷で導入した安全対策は、こちらの「災害防止警報器システム」です。

 

(左側は警報器システム本体とサイレンスピーカー、右側は赤色回点灯)
(左側は警報器システム本体とサイレンスピーカー、右側は赤色回点灯)

もちろんこれだけでは作業員の安全を確保することはできません。

 

工事現場の上流域、土石流が通過する谷川の方向線上に「ワイヤーセンサー」と呼ばれる線を張り、警報器システム本体に繋げることにより、その効力を最大限に発揮できます。

(上流280mの位置にワイヤーセンサーを設置)
(上流280mの位置にワイヤーセンサーを設置)

この現場においては土石流の想定高さを考慮し、河床から80cmの位置にワイヤーセンサーを張りました。

(黒い線がワイヤーセンサー)
(黒い線がワイヤーセンサー)

 

この「災害防止警報器システム」の仕組みは、大量の土砂混じりの水がこの黒い線を通過して断線し、電気信号が途絶えて警報器システム本体が感知し、回点灯及びサイレンに連動するというものです。

 

万一、土石流が発生した場合でも、赤色回点灯が点灯しサイレンスピーカーからけたたましい音が鳴り響き、作業員に危険を知らせることができます。

 

 

 

工事が始まってからは大雨に見舞われることもなく、おかげさまで「土石流発生ゼロ」で4ヵ月が経とうとしています。

 

現場における安心感というのは最も重要かつ大切なことなので、今後も安全に工事ができる環境つくりを目指していきたいと思います。

 


2011.2 雪に悩まされた1月・2月です!(瀬戸谷レポート)

瀬戸谷第1砂防堰堤工事の現場レポートを担当させていただく、株式会社 山辰組 土木部工務課の伊藤です。

第2回目の現場レポートは工事の進捗状況を報告させていただきます。

 

1月の末に、とてつもない大雪に見舞われ、現場はまったく手がつけられない状態に陥りました。

毎日の除雪の甲斐あって、2月20日現在の瀬戸谷は、コンクリート堰堤工も補強土壁工もやっと軌道に乗り、順次打ちあがっている状況です。

このまま、天気が続いてくれればよいのですが・・・。

 

とにもかくにも、あと1ヵ月半で工事も終わりを迎えるので、安全第一「無事故無災害」で現場を終わることができるよう、日々努力を怠ることなく頑張りたいと思います。

≪おまけ≫

今回は現場で行っているイメージアップの工夫を紹介したいと思います。

地域住民の方々に工事の進捗を知っていただく方法はいろいろあるかとは思いますが、瀬戸谷で行っている方法は、パズル形式の工程進捗図です。

工事の進捗に合わせて、カラー付マグネットをパズルをするようにハメ込んでいきます。

 

出来上がった場所については、色がどんどん付いていくので、目で見てわかると評判は上々です。

 

今後も、工夫しながらこのような取り組みを考えていきたいと思います。


2011.1 新年は除雪からスタート!(瀬戸谷レポート)

新年明けましておめでとうございます。

 

瀬戸谷第1砂防堰堤工事の現場レポートを担当させていただく、株式会社 山辰組 土木部工務課の伊藤です。

当現場の監理技術者をしております。

 

記念すべき第1回目の現場レポートは工事の概要から行いたいと思います。

 工事概要

    工    名:平成22年度 越美山系瀬戸谷第1砂防堰堤工事

    工事場所:岐阜県揖斐郡揖斐川町日坂地先

    工   期:平成22119日~平成23330

    発   者:国土交通省 中部地方整備局 越美山系砂防事務所

    受    者:株式会社 山辰組

 工事内容

    砂防堰堤(砂防土工一式、コンクリート堰堤工一式、ブロック積工一式、砂防堰堤付属物設置工一式)

    道路改良(道路土工一式、法面工一式、擁壁工一式、ブロック積工一式、舗装工一式、

           排水構造物工一式、防護柵工一式、構造物撤去工一式、仮設工一式)

 

現場の完成予想図はこんな感じになっております。

現在の瀬戸谷の状況はといいますと、積雪量36cm!

砂防堰堤は赤線の位置に完成する予定で、除雪をしながら工事完成に向け、日々進んでおります。