棚田式魚道

国土交通省中部地方整備局と山辰組の共同開発 特許魚道です。

根尾川第3床固に設置された棚田式魚道

別名「スリット付きプール壁タイプ魚道」、魚道ブロックとして各パーツをユニット化。施工も簡単、コスト削減。

従来の魚道の欠点をよく理解して改善した魚道として、釣り人や地元漁協さんなどからも高く評価いただいています。魚類だけでなく、川カニなど川に棲む生物が大変多く通過しているのが確認されています。

まずは動画でその効果をご覧ください。(音が出ますのでご注意ください)

魚道の効果が認められ多くの現場にてご採用いただいております。

特徴その1 どこからでも遡上可能

180°どこからでも遡上できるから、魚の滞留を防ぐ。

旧来の魚道は三面張り水路(底面と左右の側面がコンクリートで 造られたもの)の中に水を緩やかにするためのプール壁を設けたものが主流で、そのプール壁を多くの研究者が開発し幾つもの種類の魚道形式が生まれてきまし た。しかし、共通点の水路形状が欠点となり水路の下流端しか上り口がありませんでした。そこを知らずに通過した魚類は段差部に突き当たり飛跳ねながら遡上 する場所を探しますが、魚道の側面からは上れないため、真っ黒に滞留している光景が良く見られました。

棚田式魚道の特長 扇形の魚道

棚田式魚道は180度の間口を持ち、魚道のどこからでも遡上が可能となっています。自社で実施した遡上調査においても魚道の左右から約70パーセントの遡上が確認でき、また、魚が滞留することなく遡上することを確認しております。

特徴その2 土砂が堆積しないメンテナンス・フリー構造

平水時のプールの水深は約20cm、幅も約80cmと浅く狭い設定。土砂も土石も濁流に流され、堆積する空間がない。

棚田式魚道のプール水深は、他の魚道が35〜80㎝としてあるのに比べ20㎝程度と非常に浅く設定してあります。洪水時も流出してくる土砂がフラッシュ アップされて下流に流されていくため土砂が溜まることは有りません。従って、堆積した土砂の除去作業は不要となりました。

棚田式魚道の特徴 土砂が堆積しないメンテナンスフリー

特徴その3 河川の流量の変化に対応

棚田式魚道の特徴 河川の増水、減水に対応

減水時には床固直下の集水溝から呼び水を流下させる。

自然河川は常に流量が変化します。これに対応できなければ一 定の流量の時しか魚道として機能しないことがこれまでの課題でした。棚田式魚道は縦断方向(川の流れの方向)より横断方向の勾配を急にして流れが集まるよ うに工夫してあります。これにより流れが少なくなった時も水が浅く広がらず、床固直下の「集水溝」に水が集まって流れるため、これが「呼び水」となって魚類の、遡上を誘います。

特徴その4 棚田式魚道ブロックとして出荷、魚道としての品質を確保

棚田式魚道は、自然の玉石を用いたコンクリート二次製品、棚田式魚道ブロックを開発し、迅速な施工と、魚道としての品質を確保いたしました。

 現場打設では、困難な扇形及び斜面の形成やバイブレータ使用時の玉石の沈み込みなどの問題が発生します。

 当社では、それらの問題を解決するため、棚田式魚道をコンクリート二次製品の据付で形成できるように研究を進め、自然石を用いた棚田式魚道ブロックを開発いたしました。

 棚田式魚道ブロックは、いくつかの形状があり、それらの製品の組み合わせで棚田式魚道を形成します。
棚田式魚道は、棚田式魚道ブロックというコンクリート二次製品化したことで、魚道として安定した品質と簡易な施工を実現いたしました。

岐阜大学において研究したデータ、さらに設置した棚田式魚道での調査など諸々の論文、データを取り揃えております。

棚田式魚道に関しては、その形状や遡上効果などについて学術的な調査を実施しており、豊富な資料、論文を取り揃えております。設置後の実物を用いた遡上実 験やその遡上調査のデータ、さらに流速の調査データなど諸々のデータをご用意しております。さらには、稚鮎の跳躍に関する実験データ、跳躍行動の解析デー タなども取り揃えております。

棚田式魚道に関するご相談、お問い合わせは

 

E-mail yamatatu@yamatatu.com 又は

TEL 0585-32-0171 にお気軽にお問い合わせください。